2013/10/16

-ある多頭現場-

茨城県下に、ある多頭の現場があります。
ここは数ある悲惨な多頭現場の1つです。


成犬、子犬を合わせて約60頭くらいでしょうか。


ここに写真を載せることは出来ませんが、うじのわいた犬の死体やミイラ化したもの、
すでに白骨化しているもの・・・その現場は目を覆いたくなるような状況でした。


餌や水不足の為、そこで生まれた子犬たちが成犬の餌食になっていたり、
不妊・去勢手術もしていないため、犬同士の喧嘩で噛み殺されている犬もいました。



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ここには60代の人が1人で暮らしています。
職も無いため、電気も水もガスもない生活をしています。


当然、犬たちに与える水やご飯などあるわけもなく、スーパーやコンビニの残飯などを
あげていたようです。


茨城県の動物指導センターはこの現場を十数年前から把握していました。
しかし、何の改善もされることなく、現在に至っています。


<ボランティアのご飯を待つ犬たち>
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これまで、たくさんのボランティアが何とか改善したいとフードを持ち、飼い主との接触をはかってきました。
不妊手術をすすめたり、状況の改善策などを提案しました。
しかし飼い主はまったく聞く耳を持ちませんでした。



その間にも、何頭もの犬が命を落としていったに違いありません。


『いばらきの犬と猫』が、この現場のことを知ったのは、8月の暑い最中でした。
他のボランティアさんと同じように、ご飯や水を持ち、飼い主と接触することから始めました。


<ボランティアさんにご飯をもらう犬たち>
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『子犬がどんどん生まれてしまう』 この状況は待ってはくれません。

早く、何とかしたいと気持ちは焦りましたが、
押したり、引いたりの説得は長い期間を要しました。


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そして、ここに来てやっと飼い主が犬を引き渡すことを口にするようになりました。


けれども、いざ手放すということになっても、
正直1度に数十頭の犬たちを保護することは不可能です。
人手も、保護する場所も全く足りません。


まずは子犬たちを。
そして成犬は少しずつ保護をしていくしかありません。


<何度も子を生み垂れ下がったおっぱい>
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この飼い主が今まで犬たちにしてきたことは、明らかに動物虐待です。


警察も指導センターも地元の行政もこの現場に関わっていました。


もっと早い時期にこの飼い主に対して毅然とした態度で説得をしていたら、
こんな状態が10年以上も続くことは防げたはずです。


犬たちが本当にかわいそうで仕方ありません。
結局、犠牲になったのはこの犬たちだけなのです。


<一生懸命おっぱいを飲もうとする子犬>
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真の動物愛護法とは・・・。

一体、何のための動物愛護法なのでしょうか。
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